オザワ,イクミ   OZAWA, Ikumi
  小澤 伊久美
   所属   国際基督教大学教養学部 日本語教育課程(JLP)
   職種   課程上級准教授
発表年月日 2021/10/24
発表テーマ オンラインで広がる現場と私たちのアクチュアリティ -新しい時代の公共圏をつくるコミュニケーション-
会議名 日本質的心理学会 第18回大会
主催者 日本質的心理学会
学会区分 全国学会
発表形式 シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)
単独共同区分 共同
開催地名 Online
発表者・共同発表者 小澤伊久美(企画・司会)、蒲生諒太(企画・話題提供)、カルダー淑子(話題提供)、原田奈穂子(話題提供)、岡本仁宏(指定討論)、平川秀幸(指定討論)
概要 質的研究には「人びとは周りにある世界をどのように作り上げるのか、人びとは何をしているのか、人びとに何が起きているのかを、意味のある豊かな洞察を与える言葉でひも解こうと試みる」(フリック, 2016)という共通の特徴がある。やまだ(2020)は、現場(フィールド)を「複雑多岐の要因が連環する全体的・統合的場」であると定義したが、いかにして現場の特徴を単純化せず新たな知として生成するかは質的研究の課題の一つである。
全体的・統合的であり何が必要かわからないという現場の本質的特徴は、コロナ禍でより強く実感されている。COVID-19が人々に与えている医療・健康への影響はもちろん、政治、経済、教育、人権など多領域の問題が複雑に絡み合って生起する中で、人々はみな当事者として問題に向き合い、次に進むべきか模索してきた。自らのおかれている世界をいかに捉え、不確実な社会の将来を見通すか、それを立場や考えの異なる他者といかに議論・交渉して共同体を運営するか。また、オンラインで形成されたコミュニティは従来の階層性や組織を超えたつながりを生んだが、そこにはどのような公共圏が立ち現れ、どのようなコミュニケーションが生まれたのか。そして研究者である我々は、この状況をいかに紐解くのか。
このような背景から、本企画では様々な領域からの話題提供を踏まえ、オンラインで広がった現場において私たちがどのように公共圏を築いているかを考察し、新時代の公共圏におけるコミュニケーションの在り方の可能性と課題を探りたい。