オザワ, イクミ
OZAWA, Ikumi
小澤 伊久美 所属 国際基督教大学教養学部 日本語教育課程(JLP) 職種 課程上級准教授 |
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発表年月日 | 2022/02/13 |
発表テーマ | 縦断的調査におけるTEM的飽和に関する試論 |
会議名 | 2021年度人間科学研究所年次総会 |
主催者 | 立命館大学人間科学研究所 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 京都 |
開催期間 | 2022/02/13~2022/02/13 |
発表者・共同発表者 | 小澤伊久美、丸山千歌、サトウタツヤ |
概要 | Trajectory Equifinality Modeling(TEM)研究において等至点に未到達の方を歴史的構造化ご招待によりお招きする場合、調査時の等至点や目的の領域を把握するだけでなく、TEM的飽和に達した研究終了後の等至点や目的の領域の変容を捉えることが必要である。
そこで発表者らは「いい日本語教師になる」という未来展望を持つ協力者1名に対して、研究倫理上の配慮を説明し同意を得た上で、その未来展望に近づく径路の解明を目的に調査を行った。約1年おきに3回の個人別態度分析を実施し、その都度TEM的飽和を目指して面接を行う一方で、調査全体としてもTEM的飽和を目指し面接を重ねた。 本発表では、調査時ごとの等至点が異なりを見せつつも目的の領域を志向する様を等至点の転回により描くとともに、転回点に関わる作用を進行・対立・振り返りの三つの動きでモデル化したヴァルシナーのTriple Gegenstandにより分析することで縦断的調査におけるTEM的飽和に達する可能性を明らかにした。 |